『かたゆでマック1 グラルナイト戦争』
朝日ソノラマ 1991年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
朝日ソノラマ最初の作品となった『かたゆでマック』シリーズの第1巻。高性能スターシップを駆るパイロットのマックと、押しかけナビのカイリが、熱砂の惑星で革命戦争に巻き込まれる。イラストはアニメーターの合田浩章さん。
『かたゆでマック2 龍の後継者』
朝日ソノラマ 1992年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
かたゆでマックシリーズ第2巻。ガンダム風のスペースコロニー、その実は廃用品の寄せ集めの惑星ホンコンを舞台に、テロリストと戦うマック。中華系アイドル歌姫・セイレーンが初登場。
『かたゆでマック3 狼がいっぱい』
朝日ソノラマ 1992年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
かたゆでマックシリーズ第3巻。何も考えてない人狼型宇宙人・リゲル人と究極の自己中美少女・レモンが主役。色気に惑わされて凶暴なリゲル人たちの惑星に墜落したマックは、無事に仕事を片付けて脱出できるのか?
『かたゆでマック4 ラットレーサー・ブルース』
朝日ソノラマ 1993年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
かたゆでマックシリーズ第4巻。かたゆでマック、宇宙レーサーたちの障害物レースに参戦。銀河一の胴元リュウ・バンブーと亡き親友の妹・レナが登場。マックがパイロットになるまでの過去も語られる。
『かたゆでマック5 ブルー・ムーン』
朝日ソノラマ 1994年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
かたゆでマックシリーズ第5巻。銀河を支配する複合企業体ファイブスターズに属する美形敵役セザールとその妹マリエの出生を巡る物語。マックとファイブスターズの対立が激化し、シリーズはクライマックスに向かって動き始める。
『かたゆでマック6 星の牢獄』
朝日ソノラマ 1995年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
かたゆでマックシリーズ第6巻。マックは禁断の宗教惑星で超能力を持つ美少女と出会う。彼女を救うべく戦ううち、古代文明とつながる巨大コングロマリット・ファイブスターズの正体が明らかになる。
『かたゆでマック7 ピルグリム』
朝日ソノラマ 1996年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
シリーズ最終巻。人類以前の超古代文明の遺跡が残る惑星で、地球文明の命運を賭け、最後の戦いを繰り広げるマック。「くだらない人類なんかのためじゃない。おれは目の前のあの子を救うんだ」ハードボイルド野郎の熱いハートを感じてやってくれ。
【シリーズ解説】
超光速宇宙船で銀河を飛び回るスペースオペラがガキの頃から大好きだった作者にとって、『かたゆでマック』シリーズは思い入れの深い作品である。
シリーズ出版された経緯は、最終巻『ピルグリム』のあとがきにくわしいので、興味のある方はそちらをどうぞ。
「かたゆで」というタイトルは、「ハードボイルド」の和訳のつもりだったのだが、最後まで全然わかってもらえなかった。
ちなみにこのサイトのタイトル「ティータイム・トーク」は「茶飲み話」の英訳のつもりなのだが、全然わかってもらってないんだろうな。
かたゆでマックシリーズは主人公のマック、脇キャラともノリがよく、藤原征矢作品の中で人気NO.1の代表作となった。
電子出版のアドレナライズから声がかかり、加筆訂正の上、2015年に全巻を電子化している。