『旅する少女と灼熱の国』
【ストーリー】
国土の大部分をジャングルに覆われた灼熱の国、ガザッソニカ。そこをなぜかメイド服姿で旅する少女、エリノア。背中に傷を持ち、「はぐれたお嬢様をお探ししているところなんです」という彼女の、さまざまな出会いを描く。
【作品解説】
本書の企画はノベルジャパン編集部にいた編集者のSさんが、さるアニメに触発されて立てたもの。そのアニメのプロデューサーさんがたまたま作者の知り合いだったことから、ライティングを担当することになったのだった。
Sさんの企画をもとにこちらで話を作り、それをSさんとプロデューサーさんが検討し、そこで出た意見をフィードバックして書き直して、という手順で作業を進めていった。
ほんとは「メイド萌え~」にしなくちゃいけなかったんだろうけど、なにぶんライターのこちらにセンスがないもので、Sさんも苦労したと思う。
諸般の事情で、これがHJ文庫における藤原征矢作品の最後となった。