『オブザーバー・ランラン』
朝日ソノラマ 1995年 文庫
電子版 2015年
【ストーリー】
地球人を知的生命と認め、銀河連盟への加入を認めるかどうか。調査員として日本を訪れた宇宙人の少女ランランは、事故のため高校生の修平の家に同居することになってしまう。そこにはやはり調査員だった母が残した足跡が。
【作品解説】
朝日ソノラマで少し低年齢向けに装丁を変えたシリーズを作るという話があり、それ向けに書いた作品。
人間そっくりの宇宙人の少女と地球人の少年のボーイミーツガール・ストーリーである。他の藤原征矢作品と比べ、やや子供向けの印象があるかもしれない。
SF的考証とかについては、「なんだそれ?」ってことで。
派手なアクションなどはないラブコメディだが、思いのほかハートフルに仕上がって作者的には気に入っている。